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第23回若手の会 秋の学校活動報告
 
若手の会事務局代表 奈良女子大学 辻七夕
第23回若手の会『秋の学校』は、11月9日から11日の3日間に渡り、奈良青少年会館と奈良女子大学の2会場に於いて行なわれました。関東、北陸、関西各地区の18研究室から総勢57名の学生及び若手研究員が集まり、講義、ポスターセッション、懇親会、研究施設見学会に参加しました。
講演について:

講義内容は以下の通りです。
  • 鈴木俊法先生(分子科学研究所・助教授)
    「化学反応ダイナミクスの実験研究」
  • 寺西慶哲先生(日本原子力研究所関西研究所・博士研究員)
    「非断熱遷移とレーザー場中の原子分子過程」
  • 金安達夫先生(東京都立大学原子物理研究室・D3)
    「低速多価イオン衝突による2原子分の解離過程」
  • 半村哲先生(株式会社コンポン研究所)
    「クラスターイオンの衝突反応とそのサイズ特異性」
  • 間嶋拓也先生(京都大学量子システム工学研究室・D3)
    「高速イオン衝突によるC60分解」
  • 公文代康祐先生(大阪大学交久瀬研究室・D2)
    「イオントラップを用いたイオンー分子反応の研究」
  • 香川貴司先生(奈良女子大学・教授)
    「相対論的原子構造理論の現状と展望」
  • 加藤昌弘先生(東京工業大学河内研究室・D2)
    「真空紫外領域におけるCH3、NH3、H2Oの超励起状態」

(以上講演順)

 以上8つの講演を通して、我々はあらゆる側面から行なわれている原子分子光子の反応の研究の背景や現状、そして最新の成果についてうかがい知ることができました。
少し欲張りすぎた感があり、少し無理のあるスケジュールになってしまったかと心配しましたが、どの講義に対しても参加者の関心度は非常に高く、皆熱心に耳を傾け、講義時間の後にも講師の先生方に質問や議論を持ちかける姿が度々見受けられました。また、若手の会の同志である4名の学生の方々によるご講演と活発な議論は、我々にとって非常によい刺激となりました。
ポスターセッションについて:

 
例年恒例の、参加者によるポスターセッションが、今回も和やかかつ熱い雰囲気のもとで行なわれました。今回新しい試みとして、27件の発表のうち最も参加者の関心をひいたポスターが、任意の10名の審査員によって選出されました。栄えある「第1回ポスター賞」は上智大学田中研究室の柳澤正規氏と星野正光氏による発表「低エネルギー多価イオン-原子衝突における多電子捕獲過程の研究-」に贈られました。この賞の存在によって、ポスターの作成によりいっそう力がこもることが期待されます。
見学会、懇親会:

 
今回、日本原子力研究所光量子研究所見学会と奈良女子大学放射線物理学研究室の加速器見学会が行なわれました。希望者制にしましたが多数の学生が積極的に参加しました。また懇親会は、各研究室の紹介プレゼンテーションと並行して行なわれました。どのプレゼンテーションも工夫が凝らされており、笑いの耐えない、大変賑やかな会となりました。
最後に:

 
今回秋の学校の運営に携わり、より一層秋の学校開催の意義の深さを実感いたしました。
秋の学校を通じて得た、様々な知識や理解と交友関係は、これからの我々の研究生活に還元できることと思います。今後1人でも多くの学生が秋の学校に参加され、秋の学校のさらなる発展を願ってやみません。
最後になりましたが、秋の学校を開催するにあたって多大なるご協力とご支援をいただいた関係者の皆様と、ご講演を賜りました講師の皆様に、この場を借りまして、今一度厚く御礼申し上げます。